早朝にウィーンに到着し、夜発のベネチアに向かう寝台列車(Nightjet)までまる1日観光の時間があったので、1日乗車券を使ってできるだけ多くの観光スポットを巡ってみました!
ウィーンでの長時間トランジットなどの方の参考になればと思います!
もくじ
空港から市内まで
朝6時過ぎにウィーン空港に到着。
入国手続きは多少並びましたが、流れが早くあっという間に入国。
バゲージクレームに移動すると、荷物もすでに出てきており、かなりスムーズに到着ロビーに出ることができました。
ATMを見つけてユーロを引き出し、電車の方向へ。
今回は夜にNightjetという寝台列車に乗ってベネチアに向かうため、Nightjetの出発駅である「ウィーン中央駅」でスーツケースを預け、市内観光に出かけることにします。
ウィーン国際空港からウィーン中央駅へは、OBBのRailjetが便利です。
空港にたくさん表示があるCATは、ウィーン中央駅へは行かず、中心地に近い駅の方に行ってしまいます。
観光のためであればそれでも問題ないのですが、Nightjetの兼ね合いで、今回はウィーン中央駅を目指しました。
Railjetの切符は、赤いOBBの券売機で購入しますが、このとき、市内交通乗り放題の1dayチケットも同時に購入しておきました。
1枚の切符で、市内へのRailjetの切符と1日交通券を兼ねますので、1日大事に持っておきましょう。
無事、7時過ぎのRailjetに乗り込むことができました。
車内はこんな感じ。
スーツケースを置くところもふんだんにあります。
快速だったので、空港からわずか18分で、ウィーン中央駅に到着しました。
Railjetはとても快適なのですが、1つ注意点があるとすれば、乗り込む時に大きな段差が3段ほどあり、大きなスーツケースを持って上がるのは、力の弱い女性一人だと結構厳しいかもしれません。
ウィーンの方は優しいので手伝ってくれる方もいらっしゃいますが、1人旅の方などは心しておいたほうがいいかも。
ウィーン中央駅でコインロッカーに荷物を預ける
ウィーン中央駅の地下1階の、正面入り口に近い方に、コインロッカーがあります。
かなり十分な数のロッカーがあり、朝8時ごろ時点では小さいものから大きなものまでまだまだ空きはたくさんありました。
下の画像は、2番目に大きなロッカー。
24時間3.5€です。
写っているスーツケースは70L弱の大きさのスーツケースですが、
この70Lサイズのスーツケース×2個に、リュックサック2つも入る余裕の大きさでした。
一番大きなサイズのものは下の画像で、24時間4.5€。
こちらはかなり余裕がある大きさで、一回り大きい80−90Lレベルのスーツケースが2つと小さめボストンバッグであれば十分に入る大きさでした。
ロッカーの扉を手で押して閉めると、自動で鍵がかかります。
ここで「あ、このまま行っていいのか」と離れてしまうと、60秒後に自動で開いてしまうので注意!
60秒以内に、利用料金をコインで入れて初めて、きちんと鍵が閉まり、開けるときに必要なカードがでてきます。
画像でブレてるのは60秒以内なので焦ったためです・・・が、過ぎてしまっても、また扉を閉め直せばやり直せるので、落ち着いてどうぞ。
コインのみなので、あらかじめどこかで両替しておくと良いでしょう。
市場(Naschmarkt)で朝ご飯
朝も早かったので、美術館などはまだ開いていない・・・ということで、まずメトロで市場に移動することにしました。
市場は一応8時から開いているということだったのですが、全部のお店は開いていませんでした。
それでもストールを安く売っていたり、オリーブなどのおつまみを売っていたり、魅力的なお店も何軒か。
とはいえ、すぐに見終わってしまったので、カフェで朝食をとることにしました。
一応機内で朝食をいただいているはずなのですが・・・まあそれも朝4時ごろだったということで、改めて9時ごろに朝食です。
おしゃれなカフェがありました。
店名が見辛いですが、NENIというお店です。
私は、紅茶とクロワッサンをいただきました。(合わせて10€くらい)
義両親はレモネード的な飲み物と何か(撮るの忘れた)
夫は、なんだかがっつりしたオーブン焼きとピタパン。
みんなそれなりにおなかいっぱい食べて、4人で50€くらいでした。
まあ安くはないけれど、おしゃれな空間で美味しいもの食べたお値段としては納得のお値段。
インテリアも素敵でした。
お腹もいっぱいになったので、少し郊外にあるシェーンブルン宮殿までメトロで向かいます。
シェーンブルン宮殿
シェーンブルン宮殿へは、メトロU4線のシェーンブルン駅から歩いて行けます。
郊外とはいえ、市場のある駅から20分くらいでたどり着けたので、足を伸ばしやすいですね。
マリアテレジア・イエローが青空に映えます。
この後美術館巡りをする予定だったので、ここは中へは入らず。
中に入らないと無料で庭園も見学することができるので、とてもお得な観光地だと思います。
10時前に宮殿を後にしましたが、だんだんと人が増えてきている印象でしたので、朝早めが良いかも。
ホテルザッハーでザッハトルテ
さっき朝食を食べたばかりな気もしますが、シェーンブルン宮殿の庭園は思いの外広く、歩き疲れたので市内中心部に戻ってザッハトルテ発祥の地、ホテルザッハーへ。
ホテルザッハーにはカフェが2軒あり、そのどちらでもザッハトルテをいただけます。(後で知った)
私たちはECKという新しくできた方のカフェへ。
内装、かなり豪華です。
ザッハトルテ。
脳天をつく甘さ・・・
コーティングしてるチョコレートがめっちゃくちゃ甘いです。震えるレベル。
ついてるホイップクリームが甘くないので、中和しながら食べるんだと聞いたのですが、いやいや中和できてない・・・
一口なら濃厚で美味しいのですけどね、
辛党(というか酒党)の私には半分でもキツかった・・・
「cube」という小さいタイプもあったので、おひとり旅とかならそっちでもいいかもと思いました。
窓から、外の通りも見えます。
ここでもザッハトルテ売ってるのですね。
トイレも素敵だったので、トイレ休憩にもぜひ。
美術史美術館
義両親の希望で美術史美術館へ。
オーストリアで最も大きな美術館だそうです。
前にはマリアテレジア像もありました。
いやあ・・・めちゃくちゃ広かった・・・・
見応えかなりありました。
広すぎて途中意識失うかと思った。
有名どころはブリューゲルのバベルの塔とか。
私のお気に入りは、この子カバ。
お気に入りすぎて、ミュージアムショップでマグネットも買っちゃいました。
このマグネットがのちに悲劇を起こします・・・(MSCクルーズ乗船記に書く予定・・・)
Cafe Diglasでシュニッツェル&シュテファン大聖堂
疲れたので、昼食をとることに。(食べてばっか)
美術史美術館から今回初のトラムで移動し、Cafe Diglasというお店に来ました。
ここでウィーン名物のシュニッツェルを食べます。
でかっ!!iPhoneと比較してみました。
念の為(?)4人で一皿にしておいてよかった・・・
あとは、ソーセージを一皿と、飲み物を2つ頼んで、一応1人1オーダーにしてみました。
飲み物の1つはこれ。
オーストリアのビールということで頼んでみました。
なぜかデュンケルタイプが一番上に書いてあったのだけど、デュンケルがポピュラーなの??
香ばしくて美味しかったです。ごくごく。
近くにシュテファン大聖堂があったので、チラ見。
(チラ見できるレベルの荘厳さではない)
Demel
夫氏が普段からお気に入りの洋菓子店Demel、実はウィーンが本店ということで、本店に立ち寄ってみることにしました。
流石にもうお腹は空いていないので、お土産コーナーを冷やかすだけに。
しかしやはりチョコレートがメインのお店なので、この後の旅程を考えるとお土産にするのはリスキー・・・ということで諦めることにしました(日本でも売ってるし)
ザッハトルテについてはホテルザッハーともめた過去もあるとガイドブックで読みましたが、今は和解しているようでよかったです。(何目線?)
王宮
Demelは王宮のすぐ近くだったので、王宮の敷地内を通ってトラム駅まで歩くことにしました。
馬車もたくさんいてすごくいい雰囲気です。
王宮の敷地を抜けて、少し歩くと・・・
モーツァルトの記念像がありました。
手前にはト音記号がお花で書いてあって素敵!
さて、またまたトラムに乗って最後の観光地、ベルヴェデーレ宮殿に移動いたします。
ベルヴェデーレ宮殿
素敵ー!!
今回のウィーン観光で、一番テンション上がったのは、個人的にはベルヴェデーレ宮殿の外観です。
シェーンブルン宮殿と同じくハプスブルク家の夏の離宮ですが、ベルヴェデーレは配色が可愛らしくて、宮殿っぽさが強い!かわいい!!
マリーアントワネットの前でモーツァルトが演奏したのもここベルヴェデーレ宮殿だったり、
ベルばらをもう一度読みたくなりました。
上宮内の美術館にも行きました。
お目当てはこちら。
クリムトの接吻。
写真で見るイメージよりもキラキラしていて、受ける感じが変わりました。
後、全く下調べしてなかったので、急に現れてテンション爆上がりしたのがこれ。
一番みたことあるー!!!!
こんなところにいらっしゃったのですね・・・
想像よりもめちゃくちゃ大きな絵でした。
ウィーン中央駅のスーパー
そんなこんなで19時前には疲れてウィーン中央駅まで戻ってくることにしました。
お土産を買うために、駅ナカのスーパーへ。
地下一階。正面入り口とはほぼ反対側にあります。
INTERSPARというスーパー。
街中にはSPARという名前でたくさん見かけたスーパーです。
駅ナカとは思えない広さのスーパー・・・
ここで、Nightjet内での宴会用として、生ハムとおつまみセット、缶ビールを購入しました。
その他はウィーンのお菓子のウエハースやMilkaのチョコレートなど。(結局チョコレート買うんかい)
ちなみに、ウエハースのMannerですが、INTERSPARよりも正面入り口近くのこちらの専門店の方がお安かったのでお知らせしておきますね・・・
正面入り口と言っているのはこちら。
この入り口を入って、右側に進んでいくと、最初に預けたコインロッカーにたどり着きます。
夕食は軽めにマクドナルドで済ませました。
(ウィーンまできてマクドナルド?って思いますが、この時は疲労困憊で考える必要のないマクドナルドに惹かれたのかも)
Nightjetに乗り込む
Nightjetの切符を発券し、乗り込み、いざベネチアに向かって出発です。
ここから先はこちらの記事で。
まとめ
今回、早朝着でかなりハードな1日観光でした。
ウィーンはコンパクトな街なので、頑張れば主要な観光地を1日で巡ることは可能!
ということはわかったものの、深夜便(しかもエコノミー)着でのスケジュールとしてはかなりハードですので、若い方以外にはオススメしづらいかと・・・
特に美術史美術館は全て見学しようと思うとかなり体力を使います!
割り切ってお目当てのものだけ見るなどでも十分楽しめますので、自分の体力とご相談の上、ウィーンをお楽しみください!
それではまたー